妄想放浪記

三十代男の日々の徒然。音楽、映画、ゲーム、妄想世界の放浪日記。

映画レビュー 『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観た。 正直に言えば、 この貴重な記録をできればノーカットで観てみたかった気持ちはある。 しかしながら、全体の記録の一部とは言え、現代社会において『不適切』とされる内容が多分に詰まったこの映像を公開に…

カルトについて考えた

カルトとは何か カルトは怖い、と我々は漠然と刷り込まれている。 怪しい集まりに誘われて変な石を売りつけられた、とかそういった具体的な被害にあった人間ならいざ知らず、カルトとは何の関わりもない日常を送ってきた人間がカルトに対して感じる違和感、…

飛び魚礼賛

自然界は残虐で過酷 この映像、良く撮ったなと思う。 撮影も編集も素晴らしい。 https://youtu.be/bk7McNUjWgw 大型の肉食魚から逃れるために飛び魚は飛ぶ術を発達させたというのに、飛んだら飛んだで空には別の捕食者、海鳥達が待ち受けている。 みも蓋もな…

生きながら死ぬこと

因果応報とは良く言ったものだ 何かを為せば、それは相応の報いの原因となる。 簡潔に世界の原理をあらわしているように思う。 高くのぼればのぼるほど落下した時のダメージが大きくなるように、人生においても幸福が大きければ大きいほどそれを失ったときの…

すかんぴんのススメ

僕らは日々何らかのゴールを定めて生きている 預金を幾らまで貯めようだとか、結婚し幸福な家庭を築こうだとか、もっと小さい話で言えば、仕事の後美味しい夕飯を食べにいく事だったり、夏休みの旅行の予定だったり。 そして、それら大小それぞれのゴールま…

ヤケクソに考えた

先日とても辛い事があった。 しかし、心に穴の空いたような痛みの半面で、音楽活動へのモチベーションが、なぜだろう、沸々と高まっているのを感じる。 父親と育ての親である祖父母が立て続けに他界した時もそうだった。 悲しくてやりきれない気持ちから逃れ…

ネットに溢れる有象無象とのつきあい方

ネットにおける科学的とされる情報は井戸端会議の噂話レベルの信頼度である ここ最近のコロナ禍は、ネット社会の本質を浮き彫りにしたように思う。ネットには様々なコロナに関する持論、極論、憶測溢れかえり、混迷の様相を呈している。コロナなどただの風邪…

猛暑にスマホ

暑すぎてやってられない。 何か始めなければと思うだけで、スマホ弄って時間がダラダラと浪費されていく。 スマホの、手の平一つに収まるという、その小ささは実に画期的、悪魔的発明だと思う。 パソコンの前に座るのすらダルいときには、ゴロゴロしながら指…

小さな事からコツコツと→諦めのススメ

毎日コツコツと積み上げるのは難しい ブログやYouTubeなど、今の時代、個人が発信する手段は無数にあるが、発信したところでそこに反響が帰ってくる事は稀だ。本ブログの如く、閑古鳥が鳴きまくって耳が痛い人は多いのではないか。 友人にブログに反応が帰っ…

映画レビュー 『小さいおうち』

今日は山田洋次監督の2014年に公開された『小さいおうち』という映画を観て考えたことを書こうと思う。 『小さいおうち』 /監督:山田洋次/製作国:日本/製作年:2014年 <あらすじ>健史(妻夫木聡)の親類であった、タキ(倍賞千恵子)が残した大学ノート…

新元号という石ころについての考察

たまに電車に乗った時、ふと吊り広告を見ると、結構過激に右寄りな雑誌の広告がフツーにあったりして、その違和感が凄い。知らぬ間に、自分はパラレルワールドにでも迷いこんでしまったのではないかと、想像さえする。「令和を貶める人たち」これ、その中の…

ひきこもりのすゝめ

人それぞれ様々に縁を持つ。生まれたての頃は親兄弟だけだった縁も、身体の成長に伴って横に縦に広がっていく。 親類、学校の友達、上司に部下、配偶者、子供。 やがて、ひとしきり広がった縁は徐々に収束していき、最後に死と向き合う時は、とうとう独りに…

生きた記録を残す事

子供に向かって大人は、「自分の頭で考えなさい」 とかよく言うけれど、果たしてどれだけの大人が自分の頭でものを考えていると言えるのだろう。世の中には様々な考えや意見が溢れている。 だが、それらの元を辿れば多くは、どこかで誰かから聞きかじった事…

妄想世界をブラついて

ほぼ無職の僕が毎日をどうやって過ごしているか。ゲームをする。本を読む。映画を見る。 ネット徘徊。YouTubeを見たり云々。要するに、日々の多くを、どこかの誰かが創り出した世界で過ごしている。だが、きっとそれは僕に限った事ではない。たまに電車に乗…

ゲームレビュー 『レッド・デッド・リデンプションII』 暴力と荒野について考えたこと その2

前回記事では、『レッド・デッド・リデンプションII』(以下RDR2)における暴力行使の軽快さについてあれこれ書いたが、今回記事では、これについてもう少し踏み込んでみたいと思う。RDR2における、暴力の行使へのハードルは低く、拳銃のトリガーは羽の様に…

ゲームレビュー 『レッド・デッド・リデンプションII』 暴力と荒野について考えたこと その1

『レッド・デッド・リデンプションII』(以下RDR2)を遊んで考えたこと。ストーリーについては、他に書いてあるだろうから此処では特に触れない。 なのでネタバレなしです。 ロックスター・ゲームスのGTAシリーズなどは、しばしばその暴力性が社会問題とされ…

マニーと名誉

僕は雀の涙程の金額を日雇いで稼ぐ以外は貯金を切り崩す生活という、ほぼほぼ底辺無職なのだが、それゆえにお金について日々考える機会が多い。 お金とは何か。 それは、死なないため、毎日を心地よく暮らしていくための万能交換チケットだ。 ありすぎて困る…

エイプリルフール2019

ものは試しに思ったまま、なるだけ客観を意識せずに、ブログなるものを始めてみようと思う。 まあ、見栄え良い文章にしようと気張ると続かんやろうから。 自分は音楽やってるのだが、はっきり言うとその広報のためだ。 一切客が増えずに困っている。 広報そ…